6月21日(日)にハリーとのふれあいイベントを開催...
看板犬であるサモエドのハリーくんとのふれあいイベント&店舗のリニューアルイベントを開催します。 日時:2020...
- 2020.06.17
庭にドッグランを設置する費用相場はおおよそ10万円~200万円程度です。
ドッグランは使用する設備や工事の有無などによって費用が変わります。
ドッグランの設置にかかる費用には主に以下のようなものがあります。
【ドッグランの設置にかかる費用】
・舗装材やフェンスなど
・舗装材やフェンス以外の設備
・工事に関する費用
お庭をドッグランとして使用する際には、天然芝や人工芝、ウッドチップなどの舗装材とお庭を囲むフェンスの施工を行います。
舗装材はわんちゃんの脚への負担を軽減できる素材を選ぶようにしましょう。
フェンスは脱走防止や安全対策のために必要です。
わんちゃんがお庭の外にでないように、わんちゃんの体格にあった高さのフェンスを設置します。
舗装材は種類によって異なりますが、1㎡で2千円~7千円程度です。
約30坪(100㎡)のお庭の場合は、20万円~70万円程度の工事費用がかかります。
【ドッグランに使用する主な舗装材の価格相場目安】
種類 | 価格相場(㎡) |
天然芝 | 2千~3千円 |
人工芝 | 6千~7千円 |
ウッドチップ
(バークチップ) |
3~4千円 |
上記価格は目安となるため、依頼の際には事前に見積を取得しましょう。
また、既存のお庭をドッグランにする場合は、下準備などが必要になる場合があります。
例えば、土や砂利から人工芝にする場合には、
掘削・すき取りして、排水のための下地砕石、防草シート、不陸調整などの下準備を行います。
下準備にかかる費用が発生する可能性があることも理解しておきましょう。
フェンス単体の価格相場は、幅1mあたり5千円~6万円程度です。
フェンスにもさまざまな種類があります。
【ドッグランに使用する主なフェンスの価格相場目安】
種類 | 価格相場(m ※幅) |
スチールメッシュフェンス | 5千~1万円 |
アメリカンフェンス | 8千~1万5千円 |
アルミ素材フェンス | 1~6万円 |
木目調フェンス | 1~3万円 |
ウッドフェンス | 3~4万円 |
竹垣フェンス | 1万5千~3万円 |
鋳物フェンス | 2~3万円 |
フェンスはわんちゃんの種類や体格によって必要な高さを検討しましょう。
小型犬は0.8〜1.0m、中型犬では1.2m~1.5m、大型犬では1.5m~1.8m程度の高さのフェンスを推奨しています。
ただし、小型・中型犬でもジャンプ力の高い犬種の場合には、ワンランク上の高さのあるフェンスが望ましいです。
また、小型犬の場合には、フェンス下の隙間に注意が必要です。
フェンスの下に隙間があると、潜り抜けてしまう可能性がありますので、
施工の際にはフェンス下の隙間にも意識をしておきましょう。
高さ以外にも、体格が大きく力の強い犬種の場合は、アルミ素材かつ縦太格子形状のものなど頑丈なフェンスを選ぶようにしましょう。
舗装材とフェンスはお庭ドッグランには必須の設備ですが、それ以外にもお庭に設置することでドッグランの機能が充実する設備もあります。
設置する設備によって費用は変わりますが、舗装材やフェンスにプラスして費用がかかるため、ドッグランの設置前に、ドッグランの使用目的などを考慮して追加設備を検討しましょう。
わんちゃんが喜ぶ設備として、休憩スペースやアジリティの設置などがあります。
休憩スペースは、植栽・テラス屋根・パラソル・サンシェードなどで日陰を作ることができます。
シェード屋根にした場合の本体の費用相場は、1㎡あたり2千円〜3千円です。
日当たりの良いお庭などは、わんちゃんのためにも日よけなど日陰になるスペースの確保が大切です。
アジリティーは運動量の多いわんちゃんにおすすめです。
キットはジャンプバーなどの障害物などがあります。
ジャンプバーは数千円程度で購入でき、ほかのアイテムも数千円〜数万円程度です。
お散歩からの帰宅後やお庭からおうちに入るときの足を洗う洗い場や、お庭でシャンプーができるような全身が洗える洗い場などをプラスする場合には、水栓や水栓パン、水栓注などの設備が必要です。
使用する設備によって金額がことなりますが、平均すると1万円~10万円程度の費用に水道工事費用がプラスされます。
既存の水道をリフォームして使用する場合には、水道工事費用の相場が3万円~20万円前後と言われています。
洗い場の設置は水道の関係もあるため、希望の設備が設置可能かどうかも含めて専門業者に確認をしましょう。
お庭とお部屋をつなぐスペースにウッドデッキを設置するケースもありますが、お庭までスペースがない場合に、わんちゃんが屋外を感じられるスペースづくりとして、ウッドデッキやガーデンルームを設置する飼い主さんもいらっしゃいます。
ウッドデッキは天然木や人工木など材質によって費用は異なりますが、1㎡あたり2万円~4万円程度が相場です。
ウッドデッキは、場所によっては表面が熱くなることも想定されるため、熱を伝えにくい素材などを選ぶようにしましょう。
ガーデンルームは、天気に左右されずくつろげるスペースであり、飼い主さんとのプライベート空間としても注目されていますが、しっかりとした工事が必要となり、費用も80万円~200万円程度かかります。
また、設置場所によっては、固定資産税が増える可能性もあるため、専門業者さんに相談しながら設置を検討してください。
お庭にドッグランを作るときに、今あるお庭をドッグランにしたい場合と、これから建てるお家のお庭をドッグランにしたい場合で、気を付ける点が異なります。
ガーデニングなどを楽しまれている方はスペースを縮小してドッグランスペースにリフォームすることになります。
その際、わんちゃんが口にしてはいけない植物は植え替えたり、わんちゃんがイタズラしないように花壇を作る。などひと手間が必要になります。
また、散水栓を立水栓に変更する、水道の場所を使い勝手の良い場所に移動するなど、既存の水場をリフォームする場合、水道の場所を移動するのに、配管の掘り出しと移設という大掛かりな作業が必要になります。
特に水道の引き込みなどが必要な場合は、指定給水装置工事事業者という給水装置工事を施工することが認められている業者に依頼する必要があります。
既存のお庭にドッグランをつくる場合、設備費用や工事費用の他に、不要な物の撤去費用、移動費用、既存設備の解体費用などが別途追加で発生するという点において、注意する必要があります。
一般的にお庭の計画は、家づくりの流れの中で最後におこなうため、予算や面積の制約を受けやすいとされています。
新築時に最初からドッグランの計画を立てておけば、愛犬に配慮した理想のドッグランをつくることができます。
ドッグランを作る際に余計な工事やコストが掛からないように、以下の点に気を付けて計画を立てましょう。
・近隣への迷惑にならないように、事前に目隠しやルーバータイプのフェンスで吠え対策を行う
・ドッグランの位置を選ぶ際には、隣家の窓から直接見えないように配慮する
・愛犬の大きさや運動量にあった長さや広さの庭にする(わんちゃんにとっては長さが特に重要です)
・愛犬の大きさにあった、飛び越えられないフェンスの高さ・素材にする
・立水栓、洗い場などの水道設備は散歩から帰って来る時や室内に入る時の動線を考慮して配置する
ドッグランを庭に作るための費用は、舗装の範囲、設置する設備の種類、ドッグランの大きさによって費用に大きく差が出ます。
既存の庭をドッグランにする場合は、既存撤去費用や移設費用などが別途追加で掛かることにも注意が必要です。
新築の場合は、余計なコストを掛けないように予め愛犬にあった設備やドッグランの位置を選定して計画を立てましょう。
今回ご紹介したドッグランを庭に作るための費用相場や注意点を参考に、わんちゃんのための庭づくりの計画を立ててみてはいかかでしょうか。
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