7月撮影会のお知らせ...
わんちゃん撮影会 in summer ~夏だ! プールだ! 撮影会だ!~ 5月に開催いたしましたわんちゃん撮影...
- お知らせ
- 2023.06.30
ドッグランとは、わんちゃんがリードをつけずに自由に走り回ることができる場所や施設のことを言います。
ドッグランで走り回る愛犬を見ながら、自宅にドッグランがあったら毎日喜んでもらえるだろうなと思う飼い主さんも多いのではないでしょうか?
お庭のあるご家庭であれば、お庭をドッグランとして活用することもできますが、マンションなど集合住宅の場合はどうでしょうか?
今回の記事では、ベランダドックランを作る際のマンションならではの注意点と注意点を踏まえた作り方について解説します。
マンションで愛犬のためのベランダドッグランを検討している飼い主さんは参考にしてみてください。
自宅にドッグランを作る場合は、戸建てのお庭であっても近隣への配慮や安全性など注意しておくべきことがありますが、マンションの場合は特に注意が必要なことがあります。
【マンションのベランダドッグランで注意すべきこと】
・規約などルールの確認する
・原状回復の必要性を考慮する
・わんちゃんの安全性を考慮する
マンションのベランダは賃貸、分譲にかかわらず法律上「規約共有部分」とされています。
これは、隣接する住居に影響を与えるような改造などを避けるためです。
なお、ベランダは非常時の避難経路としても利用することから、避難路をふさぐような改造もできません。
所有者の専有部分ではないスペースであるため、ドッグランとして利用する場合には、規約や契約内容の確認、管理会社等への相談が必要です。
分譲マンションの場合は管理規約を確認し、場合によっては管理会社や管理組合に相談してから工事を行うようにしましょう。
賃貸マンションの場合は契約内容を確認し、家主や不動産管理会社に相談しましょう。
後々、トラブルにならないようにするためにも事前にしっかりと確認しておくことが重要です。
マンションのベランダにドッグランを作る場合、原状回復についても考慮が必要です。
特に、賃貸マンションの場合は、契約時に原状回復義務が発生します。
そのため、退去時に借りた当初の状態に戻すことが求められます。
分譲マンションでも原状回復が求められるケースもあります。
たとえば、接着剤などで人工芝を固定したり、適切でない箇所に両面テープを使用したりすると剥がれなくなることやコンクリートが劣化する恐れがあります。
ご自身でドッグランを作る場合には、原状回復についても考慮しておきましょう。
また、専門業者に依頼する場合は、原状回復のできる形を相談しておくと良いでしょう。
なお、原状回復が必要ないケースもあるため、貸主や管理会社に確認をしておきましょう。
ベランダは手すり同士の隙間や下部に隙間が開いていることが多く、愛犬が転落したり脱走する可能性があります。
階数にかかわらず、転落防止用のネットや柵を用意しておきましょう。
ネットを使用する場合には、わんちゃんが穴を開けてしまうことのないような強度のものを選びましょう。
なお、網目の形状などによっては爪が引っかかるなど、予期せぬケガを負わせてしまうことも考えられます。
わんちゃんすり抜けることができないサイズを選ぶようにしましょう。
また、わんちゃんが登れるような物もベランダに置かないようにするなど、もしもを想定して安全な状況を作るようにしましょう。
マンションのベランダはスペースに限りがあるため、自由に走り回ることを目的とするよりも、わんちゃんが外を感じることができるスペースとして作りましょう。
ベランダは共用部分であるため、撤去がしやすいドッグランの設置が望ましいです。
【ベランダドッグランの作り方】
1.不要なものを撤去する
2.採寸して床材を決める
3.床材を設置する
4.転落防止用の対策を行う
わんちゃんにとって危険なものがベランダに置いていないか確認し、不要なものを撤去した状態で採寸を行いましょう。
たとえば、植物などをベランダで育てている場合は、わんちゃんにとって危険な植物もあります。
間違って食べてしまうということも考えられるため、撤去もしくはわんちゃんの届かない場所への移動が望ましいです。
【犬にとって危険な植物一例】
アサガオ/アロエ/チューリップ/スズラン/アイビー/パンジー/シクラメン/ツツジ科の植物など
床材を設置する部分を計測し、床材を決めます。
床材は、わんちゃんの足への負担を考慮しましょう。
なお、お手入れのしやすい床材にしておくことで、清潔なドッグランを維持することができます。
マンションのベランダに使用する場合は、撤去を考えると人工芝が扱いやすいですが、ここでは、当店で扱っている人工芝とウッドデッキを紹介します。
人工芝は、メンテナンスがほとんど不要で耐久性が高く、施行しやすいことからわんちゃんのお庭づくりで利用されることの多い床材です。
当店では、芝の長さが25㎜以上のものを推奨しています。
芝の長さはわんちゃんの足腰への負担に直結するため、特にシニアの子には長めのものがおススメです。
なお、夏場の人工芝は熱を持つため、遮熱についての対策も必要です。
日光のよくあたるベランダなどに設置する場合には、冷却材を混ぜたクールターフなどを使ったり、一部をコンクリート部分を残しておいたり、日陰になるスペースを作るなどの工夫が必要です。
また、わんちゃんが人工芝でおトイレをしてしまう可能性もあるため、臭いや菌を抑えることができる抗菌性のあるものを選びましょう。
【わんライフガーデンで取り扱いのある人工芝】
おすすめの材料 | 抗菌や遮熱、静電気抑制機能があり裏地がウレタンのもの(メモリーターフ、リアリーターフ)、冷却材を混ぜ真夏でも熱くなりにくいもの(クールターフ) |
費用相場(目安) | 1万円/㎡ |
工事期間 | 1〜2日 |
撤去のしやすさ | しやすい(下地も防草シートや砕石なのでリフォームも容易) |
人工芝について詳しく知りたい方は「人工芝を使った愛犬のお庭づくりのポイントと注意点、オススメの人工芝」もあわせてご覧ください。
ウッドデッキは木材で敷き詰められたデッキスペースのことを言います。
ベランダをウッドデッキのようにする場合は、ウッドデッキ用の木材やウッドデッキパネルなどを使用します。
当店では、天然木と人工木を使用したウッドデッキによる施行を行っています。
本格的にウッドデッキのような形にする場合は、原状回復など撤去がしづらい可能性があります。
ウッドデッキを選ぶ際には、わんちゃんの足腰への負担の考慮と表面温度が高くならない素材を選ぶことがポイントです。
天然木は、使用していくと木がささくれてくるなど肉球を傷つける可能性もあるため、定期手的なメンテナンスを心がけましょう。
【わんライフガーデンの取り扱いウッドデッキ】
おすすめの材料 | 天然木(ウリン・イペ)
人工木(LIXILデッキDC) |
費用相場(目安) | 天然木40,000円~60,000円/㎡
人工木50,000円~60,000円/㎡ |
工事期間 | 2~3日 |
撤去のしやすさ | しにくい
柱や梁に使うアルミ材や床材の解体と 撤去処分が必要 |
ウッドデッキについて詳しく知りたい方は「犬の足に優しいデッキって? デッキ材の表面温度を比較してみた。」もあわせてご覧ください。ウッドデッキの表面温度を比較しています。
採寸をして選んだ床材が届いたら、床材の設置です。
ご自身で施行を行う場合は、原状回復ができる状態になるように貼り付けなどで使用する部材をしっかり確認しておきましょう。
また、作業中にわんちゃんがベランダに出てしまう可能性もあるため、作業中は入れないようにしておくなどわんちゃんの安全対策も実施しましょう。
業者に依頼する場合は、わんちゃんと一緒に見守っていただければと思います。
当店にご依頼いただいた場合は、広さなどによって異なりますが、人工芝の場合は1〜2日程度、ウッドデッキの場合は2~3日程度の工事期間をいただいています。
最後に転落防止用の対策としていますが、順番としては最初に行っても良いでしょう。
飼い主さん自身がドックランを作る場合は、わんちゃんが一緒にベランダに出たがることも考えられます。
そのため、最初に転落防止用の対策をとってから床材の設置を始めたほうが安全な場合もあります。
わんちゃんと飼い主さんの安全を第一にドックラン作りを行ってください。
今回は、マンションのベランダにドッグランを作るための作り方などを紹介しました。
限られたスペースとなるため、自由に走り回るドッグランというよりも、飼い主さんとわんちゃんが気軽に外を感じることができるスペースというイメージで紹介させていただきました。
マンションの場合は、ベランダが共用部となるため管理会社などに確認を行い、どかしやすい・撤去しやすい形での施行が重要です。
ご自身でドッグランを作る場合は、わんちゃんの足腰に負担の少ない部材を選び、安全性を考慮したドッグランにしましょう。
自分でやるのは難しい、どうしたらいいかわからないなどあれば、ぜひ、わんライフガーデンにお問い合わせください。
ドッグランを併設したショールームでお待ちしております。
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