犬の足に優しいデッキって? デッキ材の表面温度を比...
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- 犬庭づくり
- 2022.12.22
日本犬種の中でも唯一の小型犬種と言われる柴犬は、JKC「犬種別犬籍登録頭数」でも10位以内にランキングされる人気の犬種で、もともと狩猟犬だった柴犬は運動量も豊富なわんちゃんです。
そんな柴犬を飼う場合、お散歩だけで運動量が足りているか心配、お散歩に行けないときに自由に遊ばせてあげられるスペースがあればとお考えの飼い主さんも多いのではないでしょうか?
そこで、今回はお家のお庭を柴犬が喜ぶお庭にするためのポイントと、記事後半で実際のお庭の事例も紹介します。
是非、ご覧ください。
柴犬の習性や好きな遊びができる庭が愛犬の喜ぶ庭になります。
具体的には、
上記のような工夫のある庭が良いでしょう。
狩猟犬だったことを考えると、柴犬の「穴掘り」は本能的な欲求の一つと言えます。
獲物を隠したり、天敵から身を隠したりしていた頃の名残です。
庭で思う存分穴掘りを楽しんでもらうためには、砂場を用意するなど穴掘りをしても問題ないスペースを確保しておくと良いでしょう。
花壇や隣地境界など穴掘りをして欲しくないと思う場所はコンクリやレンガで囲ったり、高さを持たせるなど穴掘りスペースと区別できるようにしておくことがポイントです。
運動量が多く活発な柴犬には、狭くてもいいので思い切り走れるストレートコースがあると運動欲求が満たされます。
ボール遊びが好きな子も多いので、ボールを投げられる距離が確保できるとより楽しんでもらうことができます。
足腰への負担を考慮した舗装材を使用することで、自由に庭を遊びまわることができます。
舗装材には、タイルやコンクリート、砂利、ウッドチップ、人工芝、天然芝などたくさんの種類があります。
しかし、コンクリートや砂利は夏場に熱を持つ可能性が高く、肉球を痛める恐れがあります。
そのため、人工芝や天然芝、ウッドチップ、タイルなど夏場でも熱くなりにくい素材を使うことがおすすめです。
日当たりや熱さを気にしなくてもよく、クッション性もある天然芝がベストとも言えるのですが、いかんせんメンテナンスが大変です。
手入れの手軽さやコストパフォーマンス、場所を気にせずに設置することができるという点では、人工芝やタイルが使いやすい舗装材といえます。
アンチスリップタイプのタイルなら熱くなりにくく、また滑りにくいのですがコストが掛かってきます。
逆に人工芝は熱くなりやすいですが、タイルよりも格段にコストが抑えられます。
どちらがいいかは愛犬やお庭の状況、ご予算、飼い主さんの意向により選択すればよいかと思います。
わんちゃんの足への負担を考慮した舗装材については、下記記事でも詳しく紹介しています。併せてご覧下さい。
犬の足に優しいデッキって?デッキ材の表面温度を比較してみた。
人工芝を使った愛犬のお庭づくりのポイントと注意点、オススメの人工芝
柴犬が喜ぶ庭作りでは、柴犬の安全を護るために以下の点を抑えた庭作りを行いましょう。
これらの対策を行うことで、普段は屋内で暮らしているわんちゃんが安全に遊べるようになるのはもちろん、庭で放し飼いをする場合にも対応できるようになります。
庭から外が見えづらく、脱走防止のために一定以上の高さがあるフェンスでドッグランを囲うようにしましょう。
警戒心が強く番犬気質な性格の柴犬の場合には、外が見えにくい形状のフェンスを使用することで、吠え等の対策にも繋がります。
また、フェンスで囲うことで庭の外への脱走を防止できます。
外に飛び出てしまう危険を回避するために、わんちゃんが飛び越えられない高さのフェンスを設置するようにしましょう。
【フェンスの高さ目安】
体高30㎝以下(小型犬) | 0.8~1.2m程度 |
体高30~60㎝(中型犬) | 1.2~1.5m程度 |
体高60㎝以上(大型犬) | 1.5m以上 |
上記は体高を元にした目安となりますが、犬種やジャンプ力によっても必要な高さは変わります。
柴犬の場合には、おおよそ1.2m~1.5mの高さのフェンスを用意するようにしましょう。
また、設置の際にはフェンスを掘り起こしてしまうことのないように注意しましょう。
柴犬は日本犬種であることから、日本の気候に適していると言われていますが、夏の暑さに強いというわけではありません。
わんちゃんの汗腺は肉球にしかないため、発汗による体温調整が難しく熱中症にかかりやすくなります。
熱中症を予防するためには、以下のような対策を実施しましょう。
|
熱中症は命にかかわることもあるため、特に暑さが厳しい時間帯には庭遊びはしないなど、飼い主がしっかりと管理することが大切です。
庭でガーデニングも楽しんでいるという場合には、柴犬が届く範囲に危険な植物がないことも確認しておきましょう。
人間にとっては綺麗な草木でも、ワンちゃんにとっては有毒になってしまうこともあります。庭によくある植物で、わんちゃんに危険な植物の一例を紹介します。
【犬にとって危険な植物】
アジサイ | わんちゃんが大量に食べると嘔吐や下痢の症状がでることがある |
スイセン | わんちゃんにとっては非常に毒性が高い。
嘔吐、下痢、腹痛、けいれん、意識障害や呼吸困難など重篤な症状を起こすこともある |
チューリップ | 球根や葉に含まれる「トキシン」が消化器系や神経系に影響を与えることがある。 |
ナンテン | 実や葉にチューリップと同様に「トキシン」が含まれる。 |
アイビー | 葉や茎に含まれる「ヘラキシン」という成分は嘔吐や下痢、消化器系のトラブルを引き起こすことがある。 |
また、植物に使う肥料などの誤飲も犬の健康に害を与えることがあるため、ガーデニング道具はわんちゃんの手に届かない場所に管理するようにしてください。
柴犬はキレイ好きな犬種としても有名です。
排泄などはこまめに処理し、お庭やトイレスペースが清潔な状態であるようにしましょう。
排泄をそのままにしておくと、臭いなどによるトラブルが発生する可能性もあります。
また、水場にも注意が必要です。わんちゃんの飲み水はもちろんですが、雨水が貯まるなど水たまりのような状態が続くと、ボウフラが繁殖する可能性があります。
廃タイヤなどを庭に置いて遊ばせる、受け皿のある植木を庭に置いているという場合には、清掃をこまめに行いましょう。
当社で実際にお庭造りをお手伝いさせていただいたお客様の事例を紹介します。
今回ご紹介するお客様は、もともとのお庭をワンちゃんが喜ぶ形にリフォームされているケースです。
お外でトイレをしたいソラくんのために、雨の日でもお庭にでやすいように屋根のあるスペースを実現。
人工芝にタイルデッキ、ガーデンルームまで完備したソラくんのプライベートドッグランです。
自宅横のサービスヤードという直線が取れるスペースに人工芝を張って、マメくんが走れるドッグランスペースに改良しました。
細長いスペースでも、工夫次第で愛犬が喜ぶスペースになります。
お庭の改良のタイミングで、あんこちゃんが遊べるお庭へとリフォームをされました。
お散歩帰りにそのままお庭に入れるように扉を設置し、あんこちゃんと飼い主さんが使いやすいお庭になりました。
お隣さんが見えると吠えてしまうクローバーくんのために目隠しフェンスを施工しました。
ご近所迷惑にならず気兼ねなくお庭で過ごすことができるようになりました。
柴犬の喜ぶ庭作りには、愛犬の特性を理解したうえで、安心・安全で快適に楽しめるお庭作りが大切です。
かわいい柴犬さんが、素敵な笑顔を見せてくれる庭作りをしていきましょう。
わんライフガーデンでは、飼い主様が思い描く愛犬とのライフスタイルに寄り添ったお庭作りをご提案しています。
部分的なリフォームなども対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
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